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キラ (民族衣装) : ウィキペディア日本語版
キラ (民族衣装)

キラ (Kira) はブータンで伝統的に着用される女性の民族衣装(男性の民族衣装は)。
隣国インドサリーの影響を受けて発展したもので、一枚布を複雑に体に巻いてワンピースのように着用する形式だが、着装法や特殊な環境への適応などの独自性から衣服文化学の世界では特異な存在である。
== 着用 ==
キラは長さ2・5m丈1・4mのティマ(幅45cm程度の色鮮やかなブロケード(縫取織)中部から東部の家庭で自作されている)を縫い合わせた厚手の一枚布で、まずスリップ(グツム)を着たあと左肩→右脇→左肩→右肩→左脇→右肩を通って、両肩をブローチ(コマ)で留めて腰に細い腰帯(ケラ)を締めて着付ける。
キラだけでは露出する両腕を覆うものとして、下に長袖のブラウス(ケンジャ)を身につけたり、長袖の上着(テュゴ)を羽織るなどする。
さらに男性のゴにおけるカムニ(→参照)に当たるものとしてラチューと呼ばれる肩掛けを身につけ、おぶい紐や財布のようにして使う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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